アミメフエダイ

魚種ごと

基本情報

和名:アミメフエダイ
学名:Lutjanus decussatus
分類:スズキ目 フエダイ科 フエダイ属

英名:Checkered snapper
方言名:あめりかー、とぅくしびー

 リーフでの釣りで出会える小型のフエダイ。大きさは25㎝前後、大きい個体が30㎝オーバーというところ。

フエダイ科らしく、ワイルドな牙がのぞく。 (蛙スプーン 9g)

 南西諸島でいうと、先島諸島周辺で比較的よく釣れる魚です。

 私は沖縄本島周辺、宮古諸島、八重山諸島でそれぞれ継続的な釣り経験があるのですが、宮古諸島以南で明らかに個体数が多く、リーフでは最もよく釣れるフエダイといってよいです。

かなり男前。
小型だがマッシブなフォルム。

 体高があり、サイズのわりに魚体の厚み(体幅)があります。

 学名の“decussatus”は「交差した、交わった」という意味。しかし、単純にそう見えるだけではないようで・・・。

アミメフエダイとアメリカ国旗

 沖縄の方言名で、「あめりかー」と呼ばれているこの魚。

 筆者の経験上、釣り人や海人のあいだではこの呼び名がかなり一般的です。

 いつからこの呼び名になったのか。少なくとも、戦後に呼び名が浸透してきたであろうことは想像できます。

 魚体の模様を見ていくと、縦縞と横縞が交差し、「市松模様」を作っています。いわゆるチェック柄ってやつですね。

 この模様が、アメリカ国旗に見立てられて呼び名が定着したのではと言われています。

 それでは実際にアメリカ国旗との比較に移っていきましょう(唐突)。

あめりかー。 (ダイワ Dr.ミノーⅡ 42F 2.1g)
アメリカ国旗。

・・・結構いけるか??・・・

正直、並べて画像を貼るまで弱気でしたが、パッと見の印象は以外にも、説得力がありませんか?

「あめりかー」のほうは、赤みが強くでた個体をセレクトしたのもありますが・・・

 現在のアメリカ国旗は、13条のストライプ(横縞)と50個の星からなります。

 赤7本、白6本。

 アミメフエダイ、さすがに本数は一致しませんが、白地に赤っぽいストライプの部分はクリア。

 背側は、縦縞も入っており、格子状になるため一致しませんね。

 さて、50個の星の方ですが、アメリカ合衆国を構成するの50の州を表しているそうです。

 その「★ × 50」要素はどこでしょう。

 よーく見ていると、格子状の模様の交点が、★のように見えてこないでしょうか。

 アメリカ国旗とは位置関係がぜんぜん違うけども。

 赤、もしくは黒っぽい点がストライプの間に出現するので、その辺をざっくりと★に見立てたのか。

(ラパラ カウントダウン CD5 5g )
(ラパラ シャドウラップ ファットジャック 4g)
もう一度。う~~ん。

 考察いや、憶測。・・・このへんで切り上げます。^^;

 

 さて、名前の由来となる「網目」模様の他には、尾柄部(≒尾びれの付け根部分)にある黒く大きな黒点が特徴的です。

 マトフエフキなど、大きな黒点を持つ魚は多いですが、この魚は明らかに「頭じゃなくてお尻付近を狙ってね~」と言わんばかりです。

尾びれ付近を狙ってね~●

 黒点はほかの捕食者による襲撃時、頭部への攻撃を避け、致命傷にならない体の他部位を狙わせる目的があるものと考えられますね。

 大きなマトのような黒点を持つ魚たち・・・詳しくは、別の機会に考察してみます^ ^

昼型生活のアミメフエダイ

 とある研究によると、15センチ以下のアミメフエダイは主に日中エサを捕食しており、15センチ以上は時間にかかわらず一定の割合で捕食しているそうです。

 日中のリーフゲームでは、アベレージ20~25㎝ほどのサイズがよく釣れます。

 シュノーケリングなどで泳いでいても、サンゴの影などに隠れつつも活動しているようすがよく見られます。

 たとえばゴマフエダイなど、種によっては夜行性寄り、夜がメインの活動時間となっているフエダイ科も多いため、ほんとに魚の習性は千差万別ですね。

日中の写真多め。 (ヨーヅリ 3DインショアミノーF70 8g)

 比較的アグレッシブで、警戒心もそこまで高くないような気がします。

 リーフに点在する根の付近をルアーで探っていて、明確なアタリを数度繰り返したのち、釣れてくるのがこの魚だったり。

 サイズのわりに魚体の厚みがあるためか、ファーストランはかなりのトルクを感じます。
もっと大物かと思ったら、30センチ前後のアミメフエダイが上がってくる、という経験はよくありますね。

 ファーストランはかなり引き、瞬発力があります。
しかしそこまで大型にならないからか、繰り返し走ったり、突っ込んだりする持久力はありません。

 きちんとしたタックルなら、根に潜られることも少ない魚です。気持ちのいい引きを味合わせてくれる上、キャッチ率も高いといういいとこどり。

 (当たり前ですが、ULのタックルなんかで挑んだら駄目です×)

 また、この魚は食べても美味です。さすがに、アベレージサイズが30センチ無い小型種ですので、釣ったそばからキープして食べていくのは控えたいところですけど。。

人によっては少し毒々しさも感じるかもしれませんが、焼いても肉質がふんわり、皮目に余計な脂もほぼなく、とても食べやすくて美味しいのです。(あくまで当社比)

 僕は目測で25センチを超えるようだと、食べてもいいかなと思いながら釣ってます。

 釣れるルアーは種類を選ばず。ミノーによく反応する魚だと思っていて、ルアーのサイズ問わずアタックしてきます。フエダイ科は鋭い牙をもつことから分かるように、魚食性が高いですね。

 ハタ科だと、底生の生き物(エビとかカニ、ゴカイ系)が口から出てくることも多いです。

(パームス ビットアーツ ディグリー 5.3g)

 ミノーであれば割とサーフェス寄りのルアーでも釣れています。例えば、根がかりが怖くてフローティングミノー投げてもしっかり食ってくれるのでありがたい^ ^

(ラパラ カウントダウン CD5 5g)

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