基本情報
和名:セナスジベラ
学名:Thalassoma hardwicke
分類:スズキ目 ベラ科 ニシキベラ属
英名:Sixbar wrasse , Six-banded wrasse etc…
方言名:くさばー 等
THE・極彩色、小さく賢いベラ。
サンゴ礁の広がるインリーフでのライトゲームにおいて、最もよく釣れるベラ科の魚です。体長は最大で20cmといった所で、小粒な種類。

様々な種類のルアーに手を出してくる積極的な性質があります。
ルアーへのアタックは、ミノーでもスプーンでも種類を選びません。ただ、ボトムのエサをついばむというよりは遊泳しているルアーを追い食いしてくるパターンが多いかもしれません。

というのも、彼らセナスジベラはかなり遊泳力が高い魚。
リーフ内をシュノーケリングしていても良く見かけますが、かなりのスピードで縦横無尽に泳ぎ回っています。ホバリングなどで一箇所にとどまっているところは見たことが有りません。また、警戒心も高く、近寄ることが難しい。
大きさに対して、意外と上から見たときの体幅があり、小さいながら自由自在に体を操る筋力が備わっているように見えます。
遊泳中は背びれを閉じた姿勢が多くて、あまり一箇所にとどまらず、落ち着きがない様子です。

・・・よって、海中でのいい写真がまったく有りません(泣)かなり映える魚なのに、、、
今後もしいい写真が撮れたら更新しようと思います。
リーフ内のベラ系は、基本的に日中元気よく活動しているのですが、この魚も例に漏れず。明るい時間帯によく釣れます。
狙うとするなら、リーフ内の比較的浅くてフラットなエリアを、中層をメインに、スプーンやミノー、シンペンでただ巻きしてみましょう。


やる気がある個体はなんとトップでも釣れることがあります。
このルアーの大きさのエサを食べているはずは無いので、やはり好奇心が旺盛なのかもしれません。

また、これは割と言われていることですが、魚がルアーそのものでは無くフックをエサと認識して、もしくは興味を持って食いついているパターンもあります。
「何か目立つものが泳いでるぞ!」と自慢の遊泳力で近づく→「食べるにはデカいけど、ケツに付いてる小さなキラキラしたのは食べられそう、、、」→追いかけてガブリ。
勝手にセナスジベラの脳内を再現してみました。
そうでもないと、体の半分くらいもあるドリペンに推定15センチあるかないかのセナスジベラがヒットしてくる理由が分かりません。

生態を調べてみると、、、なんと、大きく硬いエサを与えられたセナスジベラは、特定の岩などの基質を「かなどこ」として使い、飲み込める大きさに叩きつけて砕くという行動をとるというのです。
・・・これ、凄いですよね。
論文においても、高度な認知能力を持つ証とされています。
となると、セナスジベラの脳内は、
「おっ!いい感じのドリフトペンシル75が泳いでるさぁ。カラーはブルピンイワシ。こんな真っ昼間のインリーフで、さては上げで入ってきたカスミアジを狙ってベイトライクなルアーとカラー選択をしたってことね。もう少し早巻きしたほうが良くないかぁ?よし、少しちょっかいかけてみようね。ゲットできたら金床でキレイに磨いて、タックルベリーにいい値段で売ろうやっさ~」(うちなーぐちver)
お付き合い頂きありがとうございました。
そして、この魚の魅力は釣り上げた後が本番。
例に漏れず、リーフのライトゲームでは比較的よく釣れる種ではあるのですが、その魚体をまじまじと見てみると相当美しく感じるはずです。

見惚れますよね?
はっきりしたウロコに、絵の具を使って筆で流したような、英名の由来でもある”Sixbar”
(6本の黒い横縞)
これは「水彩画」では??レイヤー、にじみ、ぼかし的な技術が使われている気がします。

下地の色である明るい黄緑や黄色のグラデーションも見事で、薄い赤や紫色がアクセントのように混じります。
尻びれに入る濃い青のスポットも見逃さずに。
自然界が生み出した色とは思えず、鮮やかな芸術作品を見せられているような気持ちになります。

日のよく照った日中に活発に活動しているので、またさらに映える写真が撮れるんですよね~。
水中では至難の業なんですが^^;


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